3/9、毎日放送 VOICE(関西のローカル番組)の内容
放送時間約3分
(画像を見ながら聞き取って書きましたが、間違いがあるかもしれません。)


キャスター:
今インターネットで動物を虐待している様子を撮影した映像が波紋を呼んでいます。
そのあまりの残虐な映像に愛好家たちは怒りの声をあげ、ついに警察も動き出しました。



ナレーション(女性の声):

これが今月はじめ、インターネットの掲示板に公開された映像です。 (首をつかんで持っている映像)
男にじゃれているように見えるのはフェレット。 (男が指を噛ませているところ)
ここまでは普通の飼い主とペットですが、
男はフェレットを殴り始めます。 (この部分から、モザイクがかかる)
さらに (フェレットが鳴くところ ここのみ、問題の映像の音声が流れる)
鳴かないフェレットが、首を絞められて悲鳴をあげています。


ネット上のコメントがこの飼い主の冷酷さを表しています。

「ペットは買われて来た時点でモノだ。」
「俺はなんというか気晴らしという側面が強い。」
(男性の声・テロップつき)


こうした動物虐待事件は、今回がはじめてではありません。
2002年、福岡県では猫を虐待し殺していく様子をネットで実況中継した男がいました。
(こげんたちゃんの写真)


動機は

「掲示板で目立ちたかった」
(男性の声・テロップつき)


後に逮捕され、動物愛護法違反で懲役6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受けました。

今回の事件をインターネットで知った他の飼い主たちは、憤りを隠せません。

(フェレットオーナー)
「かわいそうですね、この子がどうなったんか」


実は男は、もう一つ動画を公開していました。
グッタリしているフェレット。
よく見ると、足が痙攣しています。
(仰向けになり、足が痙攣しているフェレットの上で猫じゃらしを振っている映像)


(フェレットオーナー)
「気絶してもう痙攣してる。
あんなに泣き叫んでるのは、どんなけしたらそんなに鳴くんやろうか想像もつかない。
みんな怒ってるんを見て楽しんでるんだろうな、と思いますね。」


10年ほど前からペットとして人気が出始めたフェレット。
意外なことに、飼い始めてすぐに飼育をやめる人もいるそうです。


その理由は・・・(「噛み癖」のテロップ)

フェレットは頭がいい反面、神経質で臆病な性質があります。
環境に慣れるまでは人を噛むため、こんなはずじゃあなかったと放り出してしまうのだとか。


今回の男も、こう書き込んでいます。

「フェレットが噛み付いてくるから、叩いて教えているだけ。」
(男性の声・テロップつき)


噛むことにいらついてなのか、虐待に走るケースも後を絶ちません。

(レポーター)
保護されているこのフェレットも、虐待されたようなあとが確認されています。
(体に障害が残るフェレットを抱き上げて)


何の罪もないフェレット達が、人間の身勝手さゆえに命の危機にさらされているのです。

小さな命をもてあそぶ残虐な映像。
動画を見た多くの人から通報を受けた警察は、動物虐待事件として捜査に乗り出す方針を固めました。


キャスター:「ひどいとしか言いようがありません。」