フェレット虐待→ネットに動画投稿の会社員を逮捕


 ペットとして人気の高いイタチ科の小動物「フェレット」を虐待している映像をインターネットの掲示板で公開していた事件で、神奈川県警生活経済課は11日、同県厚木市東町、会社員森山慎一容疑者(30)を動物愛護法違反容疑で逮捕した。

 調べによると、森山容疑者は2月上旬、自宅で飼っていたフェレットの頭を手で殴ったり、のどを押さえつけて呼吸困難にさせたりして虐待した疑い。調べに対し、「ストレスのはけ口だった」と供述している。

 森山容疑者は3月3日未明、ネット掲示板「2ちゃんねる」に、虐待の様子を撮影した動画を投稿したとみられる。県警には映像を見た人から、捜査を求める通報や嘆願書が数百件寄せられた。

 フェレットはイタチ科の肉食動物で、成体の体長は40〜50センチ。日本では10年ほど前からペットとして人気を集めている。

 動物虐待がネット上に公開された事件では、福岡県警が2002年5月、耳や尾を切断した猫の画像を掲載した無職男を動物愛護法違反容疑で書類送検。昨年12月には、拾った猫を自宅浴室で殺し、死骸(しがい)の画像を投稿した無職男を、さいたま地検が同法違反容疑で逮捕している。

(2007年4月11日14時38分  読売新聞)